2008.05.02保険の相談をするなら、どんな人にしたいですか?
ネットで保険に関して検索していると、保険ショップのスタッフ求人広告がひかかってくることがよくある。「未経験者も歓迎」「キャリアを磨ける、女性のあたらしい仕事」という募集が案外と多い。えっ?保険のアドバイザーって、未経験者でも大丈夫なの?それに、専門職のイメージからすると、意外と給料も安いなあ・・。もしかしたら、素人みたいな人が相談窓口に出ることもあるのかな?と、気になっていた。ところが、最近、ちょっとその認識をあらためる話をきいた。
ひとつは、こんな話。「新しい業態である保険ショップは、これまでとは違う、新しい保険の売り方をめざしている。だから、旧来のやり方がしみついていたり、既成観念をもちがちな経験者よりも、むしろ、これまでの常識にとらわれない未経験者をきっちり教育した方がいい。そんな考え方で、あえて未経験者を中心に採用する方針をとっている会社もあるんですよ」とのこと。なるほど・・・。
もうひとつ。あるところで、保険ショップで、契約成績のいいのはどんな人ですか?ときいてみた。すると、「相手と同じ目線で話ができて、共感できる人で、業界経験者はあまり関係ない」と言う。業界経験の長い人は、プライドもあり、ついつい、「自分はプロで客は素人」というスタンスにたってしまいがち。未経験から始めた人の方が、いっしょに考えていくというスタイルになるので、むしろお客様に受け入れられることもあるのだそうだ。
なるほど。ちょっとばかり、目から鱗の感じがした。
で、もし自分が保険の相談をするとしたら、どういう人が理想なのだろうと考えてみた。そもそも、保険の相談というのは、あまり行きたいものではない。なぜ、行きたくないのか・・・と、あらためて考えると、つまるところ、知らない人に自分のプライベートな話をすることがわずらわしいのである。相手が押しの強い営業マインドいっぱいの人だったりしたら、・・・と想像するだけでいやになる。説明しにくい機微もある。
話は少し変わるが、私は、大体毎年4月頃になると顔に炎症が起きて皮膚科のお世話になる(花粉症の一種らしい)。今年も、やはり出てしまい、皮膚科に行くと、ドクターが若い女性に代わっていた。症状を言うと、「実は、私も同じなんですよ。」という。顔がかしかしする微妙な不快感やつらさなど去年までの男性のドクターには説明に困ったことも、「ああ、わかります、わかります。○○○って感じでしょう?」「そうそう、そうなんです。」「メイクもできないし、お仕事に行くのも困るでしょう?そんな時は・・・。」などと、話しているうちに、なんだかホッとした気持ちになった。キャリアからいけば男性ドクターの方は多分かなり長く、女性ドクターは、もしかしたらインターン?という雰囲気であったが・・・。
結局のところ、保険も同じなのかもしれない。自分と同じ経験をもっていたり、感覚を理解してくれる人が理想なのかも。そうなると、専門知識の前に、生活感やライフスタイルをわかってくれるかどうかがポイントである。未経験者でも、相手と共感できる、顧客と近い生活感を共有できる人を求める・・・という採用方針はひとつの正解なのかもしれない。基礎能力さえあれば知識は教育で身に付くが、人との共感力はそうはいかない。私も、知らず知らずのうちに、保険は特別なもの、難しいものという先入観に毒されていたかもしれない・・・と、少しばかり認識をあらたにした。